2025.08.09 佐賀市平和展
昨年に引き続き、今年も佐賀市平和展へ参加させていただきました。
戦死された方々の詳細な名簿、戦争体験のビデオメッセージ、読み聞かせコーナーなど、あらゆる世代に対して網羅的に平和を訴えかけるイベントです。
平和展の催しの一環として上演されている、谷口文章先生の演劇作品『神風の詩』を今年も拝見できました。
入場待ちの列で、新栄小学校に通うH君Yちゃんの兄妹から突然懐かれ(「ねぇねぇ指相撲しよ〜」からスタート)、そのまま「お兄ちゃんの隣で見たい!」と両隣に座ってくれました(可愛い)。
このように、田代は出先で初対面のこどもに懐かれる特殊能力があります。
やはり序盤は小学生には難しかったのか、スマホを取り出したり雑談を始めたりトイレに抜けたり(「お兄ちゃんもついてきて!」で田代も連行)と周囲のお客さんにご迷惑をおかけしてしまいましたが、都度注意をしつつ劇を観るよう促しました。
世のパパママのご苦労が理解出来たような気がします……。劇の方は、谷口先生らしい、笑いあり笑いあり涙ありの構成。
戦争を単純な悲劇とせず、しかしながら確実に戦争を繰り返してはいけないと思える、正義と悪を絶妙なバランス感覚で紡がれた傑作でありました。
僕は2回目でしたが、昨年よりも迫力があり、圧倒されました。劇終了後、H君Yちゃんと共にアンケートに回答。きちんと観ていないと思っていましたが、僕が「どうだろう。戦争は絶対にしちゃ駄目だと思えたかい?」と尋ねたところ、2人とも力強く「うん!」と返事をしてくれました。
こういった小さな出会いとキッカケから、この国の平和は守られていくのだと思います。劇は本日まででしたが、平和展自体は13日まで開催されております。皆様も是非訪ねてみてください。
